先日の記事で山岳会での指導について書いたハナシと若干関連する。
山岳会のリーダーは非常に熱心かつ献身的に後進の指導にあたっている。しかし、残念ながら彼らは登山やクライミングの経験は豊富かも知れないが、指導者としての訓練や教育は受けていないことが多い。
その結果、体系的で本質を突いた指導になっていない場合がある。
例えば、クライミングにおいて足の置き方を指導する前に効率的な身のこなしとは何かをを伝えないといけないし、手で登るなと言うと同時に足の力を活かす方法を伝える必要がある。オブザベーションが大切と言っても、ムーブを把握していない初心者には何を観たら良いか分からない。
恐らく、この辺りはクライミングを体系的に把握しないとダメなんじゃないか。
この本には、その辺りを埋める内容が記載されている。
クライミングをしっかり学びたい人は一度読むと良いと思う。